こんにちは。shutonです。
チャート分析法オシレーター系第二弾
「ストキャスティクス」についてです。
ストキャスティクスってなんだよと思った
そこのあなた。
しっかり解説するのでしっかり最後までご覧ください。
株価の上昇や下落で
このタイミングは買いなのか売りなのか
判断するツール欲しいなと思いますよね。
それを実現するのが
「ストキャスティクス」です。
目次
ストキャスティクスとは
ストキャスティクスとは
株価の
「売られ過ぎ」
「買われ過ぎ」を
判断する指標の一つで
一定期間の価格のレンジの中で
直近の終値が相対的に
どこに位置するかを見ます。
ストキャスティクスの種類
ストキャスティクスは3つの線で
構成されています。
・%K
・%D
・%SD
%Kは一定期間における
最高値から最安値までの範囲の中で
直近の終値がどの位置にあるかを見る指標です。
%Dは%Kを移動平均化し動きを平滑化した指標です。
SLOW%Dは、%Dを一定期間(一般的に3日間)平均化した指標です。
それぞれの求め方は
%K=(C-L5)÷(H5-L5)×100(%)
C:直近の終値
L5:期間5日間の最安値
H5:期間5日間の最高値
%D=(H3÷L3)×100(%)
H3:(C-L5)の期間3日間の合計
L3:(H5-L5)の期間3日間の合計
H:期間5日間の最高値
%SD=期間3日間の%D÷3
で求めることができます。
すなわち数値が0~100の間で推移します。
ストキャスティクスの種類は
動きの速い「ファースト」(%K・%D)と
動きの緩やかな「スロー」(SLOW%D)があります。
設定方法
ファーストの場合
→SD線を1
スローの場合
→SD線を3
に設定します。
ストキャスティクスの使い方
ボックス相場のような一定のレンジ内の
価格変動や相場のトレンド転換時に
非常に明確なサインを発します。
チャート上では先行する%K線と
%Kを移動平均化することにより
遅行する%D線の動きが異なる2本の線を表示します。
その水準やクロスの仕方から
相場の転換点や買われすぎ、売られすぎの
売買タイミングを探すことを目的とします。
SLOW%Dは、遅行性がありますが
%Kと%Dよりダマシが少ないのが特徴です。
大幅な値動きをする相場の場合
上下に張り付いてしまい役に立たなかったり
%Kと%D線の動きは早く
ダマシが発生しやすいため
よりゆったりとした動きをするSLOW%Dを
使用するとダマシを少なくすることができます。
使用期間
期間は9日間が一般的ですが
投資スタンスによって変化させて使用します。
日足 9日 25日
週足 9週 13週
ベースは上記した通りです。
売買ポイント
こちらではストキャスティクスの
売買ポイントについて
説明します。
①買われ売られすぎポイント
②クロスポイント
③ダイバージェンスの発生
大きく3ポイントに分けて考えることができます。
ひとつずつ解説していきます。
①買われすぎ売られすぎポイント
一般的に%Kと%Dが
20%もしくは30%以下で
売られ過ぎ
%Kと%Dが
80%もしくは70%以上で
買われ過ぎ
とされています。
このポイントに差し掛かった時に
逆張り
を行うことです。
しかしこの場合
さらに上に上がり続けたり
さらに下に下がり続けたりする場合が
あるので注意が必要です。
この場合〇下部分が90をタッチ後下げています。
90に逆張りを入れておけばよかったことがうかがえます。
②クロスポイント
二つ目は%K、%D、%SDの
いずれかのクロスポイントを
売買シグナルとすることです。
・%Dと%SDのクロス
%Dが%SD下から上抜けで
買いシグナル
%Dが%SD上から下へ抜ければ
売りシグナル
・%Kが%Dとクロス
%Kが%Dを上抜ける時
買いシグナル
%Kが%D下抜けする時
売りシグナル
ととらえることです。
K線が青色 D線が赤色です。
〇したところはK線が上抜けしてます。
③ダイバージェンス
「ダイバージェンス」は
価格推移とストキャスティクスの
逆行現象をとらえて
逆張りで仕掛ける方法です。
トレンドの転換期に起こることが多く
そこに合わせた
逆張りが有効です。
ストキャスティクスの注意点
どのような指標にも言えることですが
注意点があります。
①ストキャスティクスだけで仕込み切らない
②明確なトレンドにおいて効果を発揮しない
→オシレーター系指標はトレンドに弱いです。
まとめ
・直近の終値を相対的に表す
・三つの線と二つの種類
動きの速い「ファースト」(%K・%D)
動きの緩やかな「スロー」(SLOW%D
・売買ポイントは3ポイント
①買われすぎ売られすぎポイント
②クロスポイント
③ダイバージェンスの発生
・注意点は2ポイント
①ストキャスティクスだけで仕込み切らない
②明確なトレンドにおいて効果を発揮しない
読んでいただきありがとうございました。
何度も言わせていただいていますが
複数のテクニカル指標を
利用してください。
これだけはshutonとの約束です。
違う記事もぜひ読んでください。
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