こんにちは。shutonです。
トレンド系の
テクニカル指標の解説を終え
今回からオシレーター系の
テクニカル指標について
解説します。
第1弾はRSIについてです。
目次
RSIとは
RSI(相対力指数)はオシレーター系の
テクニカル指標の代表格です。
パラボリック・DMI・ピボットなど
数多くのテクニカル指標を発明したJ.W.ワイルダーが考案し
現在の相場の相対的な強弱を表す指標です。
RSIを言葉で説明すると
ある期間の株の買われ過ぎや売られ過ぎの状態を見極め、シグナルを発し
売買のタイミングを指標として示してくれるものです。
RSIだけを表示すると
このような感じになります。
RSIの求め方
上げ幅の合計÷(上げ幅の合計+下げ幅の合計)×100
と書かれても分かりにくいので表で解説します
株価 | 前日比 | |
1日目 | 110 | +10 |
2日目 | 120 | +10 |
3日目 | 110 | -10 |
4日目 | 110 | 0 |
5日目 | 130 | +20 |
上がり幅の合計が40です
上げ幅と下げ幅の和は50です
計算式に当てはめると
40÷50×100=80
RSI=80%
という答えが出るわけです。
RSIの使い方
RSIの値は必ず0~100の間で推移します。
そのため大前提として
買いシグナルと売りシグナルの
値が決まっています。
50%を中心にして
通常は株価が80%以上で
買われ過ぎ
20%以下で
売られ過ぎを示します。
トレーダーに使われている値は
・買いシグナル20%売りシグナル80%
・買いシグナル30%売りシグナル70%
です。
様々な考え方がありますが
多くはRSIが
70以上か30以下
での考えがほとんどです。
RSIの使用期間
日足ベースだと
9日 14日 22日 30日
週足ベースだと
9週 13週 26週
とされています。
逆張りシグナル
RSIは数値が大きいほど
相場が強いと判断します。
反対に数値が0%に近いほど
相場は弱いと判断します。
そのため逆張りの目安として
使われる手法が一般的です。
取引のポイントは
自分の決めた過熱感のある相場に
逆張りとして指値を仕込んでおくことです。
例
RSIが70%に到達しそう
70%にタッチしたら売り注文
RSIが20%でそろそろ反発がきそう
買い注文をいれる
転換点の見極め
MACDを紹介したときも
ダイバージェンス(逆行現象)
という考え方を
紹介したと思います。
もう一度RSIに合わせて紹介すると
実際の値動きが直近の高値を更新(または安値を更新)しているのに
RSIが高値(安値)を更新していない。
値動きとRSIの動きが逆行することで
直前までの値動きのトレンドが続かずに
相場の調整や反転を示唆する
有力なサインとして有効的です。
補足で加えると
上昇トレンドでダイバージェンスが起きると
株価の下落が予想されるため
「弱気のダイバージェンス」と言い
反対に下降トレンドで起きるダイバージェンスを
「強気のダイバージェンス」と言います。
レンジ相場での利用
RSIが生きるのは
レンジ相場(ボックス相場)です。
横ばい相場時に
RSIは効力を発揮します。
相場の先行きが分からないときや
株価に影響するニュースがないときに
ボックス相場になりやすいです。
例
最後に逆張りとレンジ相場の
両方が重なった例を
紹介します。
レンジ相場の中
RSIが徐々に下がり始め
30%を切ります。
下ひげ陰線を出した後
一気に暴騰。
RSIはうまく使えると
このように相場の
頭からしっぽまでおいしい
を実現することができます。
RSI注意点
どのテクニカル指標にも
注意するところやデメリットがあります。
トレンドでの利用
トレンド時のRSIの利用は
御法度です!
なぜならトレンドに乗っている場合
RSIが動かないからです。
ずっと70%を動いていたり
ずっと20%で動いていたりします。
急騰や暴落の時
自明かと思われますが
急騰や暴騰のときも
正しく機能しない場合があります。
急騰、暴落を狙った
逆張りの手法もあると思いますが
あまりお勧めしません。
暴騰からの暴落を狙った
逆張りも存在します。
この場合RSIが90%を超える
過熱度具合でした。
売りが入るのも
うなずけます。
まとめ
・RSIは直近の株価の増減値で決まる
・70%と30%がポイント
・逆張りかつレンジ相場で有効
・トレンド時は機能しない
いつもあとがきに書いていますが
ひとつのテクニカル指標をうのみにして
トレードすることはお勧めしません。
複数のテクニカル指標を
同時に使用してください。
トレンド系とオシレーター系の
同時使用がとても効率的です。
読者の皆様が利益を上げれるように
祈っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
コメントお待ちしています。
SNSでの拡散お願いします。
コメント